佐藤友哉「水没ピアノ」 [【過去ログ】管理人つぶやき1]
今日は、なんとか無理矢理音楽絡みですが、私の愛読書の一つを紹介します(*´∀`*)
佐藤友哉「水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 」
私はもう6回位?それ以上かな?繰り返し読んでいる超お気に入りのミステリーです。
表紙の印象の通り、暗くて救いの無い話です。。。暗くて救いの無い話、大好きなんです。。。
ミステリー好きな私は、目次を読むだけでドキドキしてしまいます(*´꒳`*)
目次
第一章「僕は被害者なんです」
第二章「迫害を受けています」
第三章「こんな目に遭う原因が知りたいです」
第四章「それはやはり僕が悪いのでしょうか」
第五章「もうこれ以上耐えられません」
第六章「誰か僕を助けてくれませんか」
第七章『回答が与えられ、認識は逆転を起こす』
第八章「僕は加害者なんです」
終章
まさに目次の通りに、途中で”認識は逆転を起こ”します。
ある一文によって、今まで読んできた小説世界が崩れてしまうのです。
最初読んだ時は、大袈裟じゃなくて本当にめまいがしました!今まで私が読んでいた話はそういうことだったの!?って衝撃的で。
”どんでん返し”なんて甘い言葉じゃ済まなかったです~(>_<)
叙述トリック(と書くとある程度ネタバレになってしまいますが、↑目次から叙述トリックなのは推測出来るから書いてもいいよね)が好きな人は、絶対これ好きだと思う。
しかし私はどうしても、この”ピアノ”に突っ込みたくて仕方が無いです。
水没したのは、グランドピアノかアップライトピアノと思いきや、電子キーボードです(笑)。
クラビノーバみたいな立派な電子ピアノじゃないです。キーボードです!きっと鍵盤のタッチレスポンス機能なんてのも付いてないと思います。もしかしたら88鍵より少ないかもしれません。
その、88鍵より小さいかもしれないキーボードは、ピアノ天才少女が愛用しているものです(笑)。
夜間用じゃなくて、このキーボードで普段から練習してるのです(笑)。
そして、ピアノコンクールに出て、海外の有名な先生から声をかけてもらったりしています(笑)。
(笑)ばっかりつけたけど、決して佐藤友哉を馬鹿にしている訳ではなくて、
やっぱりピアノをちゃんとやったことがないと、「コンクール出るような子なら電子ピアノNG、ましてやキーボードなんてあり得ない」なんて分からないだろうな~とは想像します。
むしろ、そこら辺は編集さんが気付いて指摘して欲しかったな~と思います。
しかし気付いててもあえてキーボードでいったのかな。
話の展開上、小学生の男の子がピアノを池まで担いで水没させなくちゃいけなかったので。
そりゃあ、クラビノーバも無理だから、キーボードしかないよねぇ。
でも無理にピアノ設定にしなくても、
「水没ヴァイオリン」
「水没フルート」etc...
他の楽器でも十分いけたと思うのだけど。
まあでも絵的にもピアノが一番良かったのかなぁ。
読み直すたびに、毎回「キーボードかよ!」って突っ込みいれたくなります。
音楽の話がガッツリと本筋に絡んでくるわけではないので、いいのですが。
文句ばっかり書きましたが、それでも私はこの本が大好きで、何回読んでも、認識が逆転するシーンでは「うわー」といちいち驚いています。
佐藤友哉は小説家になるのが夢で、大学も進学せずにずっと小説を書いていて、メフィスト賞を受賞してデビューしたはいいものの、全然売れないのでお金も稼げず。
「小説家になるっていう夢は叶ったけれど、でも現状は稼げないし、夢が叶った今これからどうしていいのかわからない」みたいな事を書いてました。
私がそれを読んだとき、自分もちょうど「ピアノ演奏の仕事に就くって夢は叶ったけれど、でも現状は稼げないし、夢が叶った今これからどうしていいのか分からない」って悩んでいる時だったので、もうめちゃくちゃシンパシー感じました!
その後、彼はミステリ色を弱めて文学寄りの作品を書き出したら、「1000の小説とバックベアード」で三島由紀夫賞を史上最年少で受賞したり、「デンデラ」が超豪華キャストで映画化されたり、島本理生と結婚したり、「良かったね!!」ていう出来事の連続でした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
しかしその後はご活躍イマイチです。頑張ってー!!!
「デンデラ」あたりで、芥川賞、候補だけでもいけるかと思ったのですが、なかなか厳しいですね~
そして奥さんは、芥川賞&直木賞候補の常連・・・
佐藤友哉「水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 」
私はもう6回位?それ以上かな?繰り返し読んでいる超お気に入りのミステリーです。
表紙の印象の通り、暗くて救いの無い話です。。。暗くて救いの無い話、大好きなんです。。。
ミステリー好きな私は、目次を読むだけでドキドキしてしまいます(*´꒳`*)
目次
第一章「僕は被害者なんです」
第二章「迫害を受けています」
第三章「こんな目に遭う原因が知りたいです」
第四章「それはやはり僕が悪いのでしょうか」
第五章「もうこれ以上耐えられません」
第六章「誰か僕を助けてくれませんか」
第七章『回答が与えられ、認識は逆転を起こす』
第八章「僕は加害者なんです」
終章
まさに目次の通りに、途中で”認識は逆転を起こ”します。
ある一文によって、今まで読んできた小説世界が崩れてしまうのです。
最初読んだ時は、大袈裟じゃなくて本当にめまいがしました!今まで私が読んでいた話はそういうことだったの!?って衝撃的で。
”どんでん返し”なんて甘い言葉じゃ済まなかったです~(>_<)
叙述トリック(と書くとある程度ネタバレになってしまいますが、↑目次から叙述トリックなのは推測出来るから書いてもいいよね)が好きな人は、絶対これ好きだと思う。
しかし私はどうしても、この”ピアノ”に突っ込みたくて仕方が無いです。
水没したのは、グランドピアノかアップライトピアノと思いきや、電子キーボードです(笑)。
クラビノーバみたいな立派な電子ピアノじゃないです。キーボードです!きっと鍵盤のタッチレスポンス機能なんてのも付いてないと思います。もしかしたら88鍵より少ないかもしれません。
その、88鍵より小さいかもしれないキーボードは、ピアノ天才少女が愛用しているものです(笑)。
夜間用じゃなくて、このキーボードで普段から練習してるのです(笑)。
そして、ピアノコンクールに出て、海外の有名な先生から声をかけてもらったりしています(笑)。
(笑)ばっかりつけたけど、決して佐藤友哉を馬鹿にしている訳ではなくて、
やっぱりピアノをちゃんとやったことがないと、「コンクール出るような子なら電子ピアノNG、ましてやキーボードなんてあり得ない」なんて分からないだろうな~とは想像します。
むしろ、そこら辺は編集さんが気付いて指摘して欲しかったな~と思います。
しかし気付いててもあえてキーボードでいったのかな。
話の展開上、小学生の男の子がピアノを池まで担いで水没させなくちゃいけなかったので。
そりゃあ、クラビノーバも無理だから、キーボードしかないよねぇ。
でも無理にピアノ設定にしなくても、
「水没ヴァイオリン」
「水没フルート」etc...
他の楽器でも十分いけたと思うのだけど。
まあでも絵的にもピアノが一番良かったのかなぁ。
読み直すたびに、毎回「キーボードかよ!」って突っ込みいれたくなります。
音楽の話がガッツリと本筋に絡んでくるわけではないので、いいのですが。
文句ばっかり書きましたが、それでも私はこの本が大好きで、何回読んでも、認識が逆転するシーンでは「うわー」といちいち驚いています。
佐藤友哉は小説家になるのが夢で、大学も進学せずにずっと小説を書いていて、メフィスト賞を受賞してデビューしたはいいものの、全然売れないのでお金も稼げず。
「小説家になるっていう夢は叶ったけれど、でも現状は稼げないし、夢が叶った今これからどうしていいのかわからない」みたいな事を書いてました。
私がそれを読んだとき、自分もちょうど「ピアノ演奏の仕事に就くって夢は叶ったけれど、でも現状は稼げないし、夢が叶った今これからどうしていいのか分からない」って悩んでいる時だったので、もうめちゃくちゃシンパシー感じました!
その後、彼はミステリ色を弱めて文学寄りの作品を書き出したら、「1000の小説とバックベアード」で三島由紀夫賞を史上最年少で受賞したり、「デンデラ」が超豪華キャストで映画化されたり、島本理生と結婚したり、「良かったね!!」ていう出来事の連続でした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
しかしその後はご活躍イマイチです。頑張ってー!!!
「デンデラ」あたりで、芥川賞、候補だけでもいけるかと思ったのですが、なかなか厳しいですね~
そして奥さんは、芥川賞&直木賞候補の常連・・・